平面の設計図を自分で読み解き、木材を加工して三次元の立体に組み上げていく大工の仕事。これこそ大工の醍醐味であり、何と言っても面白いところです。
これが出来るようになるために、大工道具の奥深さ、墨付けや手刻みなどの伝統工法による先人の知恵を学び、日々鍛錬します。するとそのうち、経験の中で自分なりの知恵や技術を見出し、それらも駆使できるようになり、また面白みが深まります。こうして建物が完成した時の達成感といったら、言葉では言い表せられない程です。

さらには、自分が手掛けた建物が作品として街に残ります。それはまた、とても感慨深いことです。だからこそ、誇れる作品となるように、ひとつひとつ誠心誠意心を込めて、家づくりに取り組んでいます。

そして何より、お客様から「ありがとう」と感謝のお言葉を頂戴した時、お客様にお喜びいただけた時は、この仕事をしていて本当に良かったと思う瞬間です。とても励みになり、やりがいを感じますし、もっと頑張ろうと新たな活力が湧いてきます。

私は熊野、紀州という木材で栄えた地で生まれ育ちました。
現在では、世界遺産が多くあるこの熊野に、海外からも注目が集まっています。
だからこそ、和歌山県の豊富な資源である紀州材（熊野材）を、全国へ、さらには海外へ広めたい。
そうすることで、地元に貢献することが弊社の基本理念であり、この地でこの生業をする弊社の使命だと思っております。

単に家を建てたり家具をつくるだけでなく、この紀州材を普及させ地元に貢献したい！
そして地元新宮の若い人がやりがいをもって働ける雇用を創出することも、私の使命であると思っています。
一緒に地元「新宮」を盛り上げていきましょう！