建築ブログBLOG
こんばんは 代表の倉谷です。
本日から家づくりの流れを自身の目線で考え、コラムとして書いていこうかと思いたちました。
シリーズに分けて、これから家を考える方、いま悩んでいる方に寄り添える事が出来ればと思います。
あくまで個人の主観であったり、好み、また間違いも有りえますが、そこはご容赦下さい。
参考になるような記事になれば嬉しい限りです。
まず最初は 土地選び編
最初に家を考える時、土地をすでにお持ちの方もチラホラいらっしゃいますが、土地選びから始まる方も多いと思います。
一般的には不動産屋さんに見て回られる方が多いですが、周りの環境、日当たり、地元ならではだと水害の浸水が過去にあったか、または地震による津波ハザードマップに含まれるか、などが一般的だと思います。
それ以外に良く見落としがちな項目を建築目線で考えると3つあります。
①地盤改良が必要なのか
地盤改良とは、その土地が軟弱地盤ということで当該建物に沈下がおきないように、地盤を改良する工事の事です。
それにはある程度、建物の設計が出来てからどれくらいの規模の建物なのか明確にして地盤調査をおこないます。
もちろん設計をするという事は土地が決まってから進む事であり、買ってもいない土地に無断で調査することはできません。
ただ近隣に最近建てた建物があるなど、もともとの土地が農地であったなど、ある程度予測もできる土地も多くあります。
地盤改良工事といっても100万くらい建築工事とは別に見込まなくてはいけないので、この工事があるかないかで大きく予算組みも変わってくることと思います。
良い土地が見つかった場合このことも一つ頭に入れていても良いのではと思います。
②用途地域は何なのか?
専門的にはなりますが、住居系の地域であるとか、商業系の地域であるとか、工業系など都市計画によって決められています。
それによりこの土地は面積に対して、建築面積は60%まで建てて良いですよ。とか80%まで良いですよ。とかこういうお店は営業できませんよ。など様々な区分けをされています。これも一つ参考に考えておくと良いとおもいます。
③防火地域・準防火地域に入っていないか?
防火地域・準防火地域とは都市計画法において「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」として指定されるエリアです。
という事は火災の際に隣に火が燃え移りにくいような建物にする必要があります。防火仕様のサッシにするとか、外壁に木を見せてはいけない、見せる場合は必要な措置をするなど様々な制約がでてきます。
制約だけならまだしも、サッシの金額も跳ね上がります。
これは過去を見ても住宅の単価は大きく上がる一つの要因でもあります。
地元ではこの地域は少ないですが、それでもこの二年のうちに準防火地域内で二軒の新築をさせていただきました。
このことも是非頭の片隅において土地選びをしていただけたらなと思います。
弊社も土地選びの相談もよく受ける事があります。
一生を住まう土地だからこそ後悔のない土地選びをしていただけたらと思います。
工務店ならではの土地の情報等もあります。
お付き合いのある不動産屋さんもご紹介もさせて頂きます。
些細な事でもお客様に寄り添い、心伝わる住まいづくりができるよう心掛け、建築目線の土地選び編を終わりにしたいと思います。
最後までありがとうございました。