建築ブログBLOG
こんにちは
代表の倉谷です。
10月15日 木霊塔建立供養式 が執り行われました。
今回道路拡幅工事によって、もともとあった木霊塔の規模を縮小して再配置する工事を新宮木材協同組合さんからお請け致しました。
今回の工事では主となるものは木霊塔、石碑、記念碑等の移設なのですが、塀を作る工事が弊社といたしましては大きく考えないといけないポイントでした。
色々な提案をさせていただく中で、最終的に決まったのは木を交互にずらしていくというデザインで決定。
色々と試行錯誤する中で決まった今回の塀の工事もギリギリの工期のなか何とか間に合い、職人さん、各業者さまには感謝しています。
前日には木霊塔の式の準備で樹齢100年を超える杉の木が建立されました。
この瞬間が個人的には一番緊張した次第です。
翌日の式当日
除幕された木霊塔はとても立派で感無量の想いに
おかげさまでこの式の中で、私の人生で初となる感謝状を頂きました。
新宮市はかつて木材で栄え江戸時代には江戸への木材が出荷されており江戸城にも紀州材が使われたと聞きます。
新宮鉄道が出来たのも早く、木材によって町は繁栄しかつては大きく賑わっていたと聞きました。
今では人口減少や陸の孤島と呼ばれる新宮市ですが、こういう過去の功績や事実を知ったのも、新宮に帰ってきた30歳のころです。
そこから木材への関心が高まり、木材によってもう一度この街に活気を取り戻すことが出来れば良いなぁと考えだしました。
そんな想いでいまの仕事を続けている次第です。
木霊塔とはこの自然の恩恵に感謝すると共に業界のさらなる発展を願い込めたもの。
木材業に携わる者として、今回の仕事は大変名誉であり、やりがいを感じる大仕事となりました。
組合員の皆様、この度は誠にありがとうございました。