建築ブログBLOG

穴掘り三年、鋸五年、墨かけ八年、研ぎ一生

こんばんわ。

代表の倉谷です。

朝夕も肌寒くなってきたこの頃、昨日は仕事終わりに用事を思い出し作業場へ。

嫁さんの晩ご飯の支度を邪魔する息子も連れだして、作業場に到着。

 

最近夕暮れも早くなり、外は真っ暗

 

すると作業場に電気がついている模様

 

車から息子を連れて降りていくと、楓と豊が鑿(ノミ)研ぎに励んでいました。

 

 

 

偉そうに眺める息子。でも興味があるのかしばらく眺めていました。

 

この研ぎものは奥が深く、本来大工さんには切っても切れないもの。

 

今ではノミも使わない大工さんも多いですが、弊社では絶対的に鉋、鑿は使えるように覚えてもらいます。

 

最初に二人にはこんこんと伝えたつもりです。

 

でもこうやって仕事終わりに励んでくれていたことは、すごく嬉しくこれからの二人の成長が楽しみ。

 

2人を見て、僕も熱が入り知りうる事全てを教えてあげたいと改めて思いました。

 

自分自身も鉋や鑿の虜となり、京都で弟子入りしている時は、月の第一日曜と21日は五重の塔で有名な東寺に通いました。

 

その日は骨董市があり、よく古道具が並ぶので、良いものがないか朝五時に起きて通ったものです。

 

そこで色々な大工さんとも出会い、今でもよくしていただいています。

 

道具の事を教わったり、鉋の大会があれば連れていってもらったりと、大工道具を通して色々な方と出会いました。

 

そのお陰で、大工ながら家具などの仕事にもすんなり入れたと思っています。

 

二人の姿をみてまず基本から教えました。

 

ここで説明は難しいのですが、僕が習ってきたことなどを昔を思い出しながら・・・

 

ですが教えだして10分ももたずに息子の邪魔が入りだしたので、二人の邪魔をしないように、ひとまず帰る事に。。。

 

2人のやる気もみられた良い一日でした。

 

若手の大工さんも少ない中、お互いがいい意味でライバルとなり助け合う事が出来るパートナーになって欲しいと思います。

 

 

 

なんだか自分の昔を思い出し、初心を思い出させてくれました。

 

新入りの二人と共に倉谷建築を今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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