建築ブログBLOG
こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
倉谷建築三代目の嫁です。
今日も引き続き、先日リフォームさせていただいたお施主様宅のご紹介をさせていただきたいと思います。
今日は和室編お届けします。
1階にある和室は、まさにブログのタイトルの通り、古き良きものを残しつつ、生まれ変わりました。
元々あった和室には立派な欄間や床の間があり、元々とても立派なお部屋でした。
なので、欄間や障子、床の間は残して活かすことに。
土壁の聚楽(じゅらく)を塗り直し、畳を入れ替えました。
Before
After
元から立派な和室であっただけに、この写真で見ると若干色味が変わっただけに見えるかもしれませんが…
実際に見ると、畳と壁が変わると、とても綺麗になりました。
それに、一部大きく変わった所もあります。
見切れていますが、この写真の右側の縁側部分。
以前はこうなっていました。
Before
なんと、蛇口が。
ここは「水屋」といって、茶室の隅に設け、茶事の用意を整えたり、使用後に茶器を洗ったりする所。
そう、実はこの和室、お茶室として使われていたそうです。
今回のリフォームでは、この水屋は撤去し、新たに収納スペースを作りました。
After
使える所の障子はそのまま使い、入口の建具は新しく作りました。
照明器具もそのままです。
こうして古き良きものを残しつつ、生まれ変わった和室。
Before
After
*同じ角度からの写真じゃなくて申し訳ありません。
(今度からちゃんと考えて撮ろうと思います。苦笑)
元が立派な和室だったので、私の写真でビフォーアフターの変化がわかりにくいかもしれませんが(笑)
新しい畳の香りが漂う中、歴史あるものが残る空間。
新築のような新しさもあるけれど、ちゃんと歴史も感じられる。
これまた趣ある落ち着いた和室が完成しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。