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【 web内覧会 】夫婦で余生を過ごす平屋の家 〜キッチン編〜

ご訪問ありがとうございます。

 

こんにちは。

倉谷建築三代目の嫁です。


photo by TRENPS

 

 

 

 

今日も新築平屋のE様邸(私の両親宅)のweb内覧会の続きをお届けしたいと思います。

 

☑︎これまでのweb内覧会記事はこちら↓

*外観・玄関編
*和室編
*リビング編

 

今日はキッチン編です!


photo by TRENPS

 

 

 

 

まずは、既に両親もとてもお気に入りのこの場所。


photo by TRENPS

 

 

 

地元の紀州材、檜の一枚板のキッチンカウンターです。


photo by TRENPS

ここは敢えて、キッチンとの境目に高さを設けました。

 

 

 

こうすることで、リビング側からはあまりキッチンの中の様子が見えません。


photo by TRENPS

料理中のキッチンのごちゃつきも上手い具合に隠して、スッキリ!見せてくれます♡

 

 

 

 

弊社では造作でキッチンを作らせていただくことも多々ありますが、両親の家は既製品のキッチンにしました。


photo by TRENPS

 

造作キッチンは、世界にひとつだけのオリジナルキッチン。

それはもちろんとても素敵で、造作には造作だけにしかない良さがあります。

 

ですが、その分やはりお値段は張ってしまいます。

 

 

両親の場合は…

☑︎リビングからキッチンがあまり見えない

→ お客様からはほとんど見えない

☑︎両親共に70代

→ この先何十年も使うわけではない

2点目は切ない理由ですが(笑)

 

と考えて、キッチンは既製品を入れてコストを削減することにしました。

 

 

 

 

そんなこんなで、選んだキッチンがこちら!

タカラスタンダードのホーローシステムキッチン「トレーシア」

とても丈夫でお手入れもしやすいホーローのキッチンです。

 

 

大容量の引出しは、仕切りがついていて、とっても使い易い!

(私もちょくちょくこのキッチンに立つことがあるので、実感しています!)

おまけにこの仕切り、スライド式になっていたり、マグネットで固定するタイプになっているので、自由に移動もできます。

 

 

包丁やまな板を収納するスペースもあったり。

シンク下のデッドスペースにも、スライドタイプの引出しが付いていて、有効に活用されています。

 

 

そして何より、ホーローは本当にお手入れも簡単そうです。

外側も内側もマグネットが付くのも、何かと便利♩

 

 

 

お手入れのしやすさ◎

収納のしやすさ◎

丈夫さ◎

こういう所はなかなか造作キッチンでは及ばない、システムキッチンの優れた点だと思います。

 

 

 

ちなみに、先程抑えたキッチンのコストの分、オプションで食洗機を付けました。

夫婦二人だけなので、それこそ贅沢に思われるかもしれませんが…

(なので、母も最初は遠慮していましたが)

食洗機は毎年冬場になると手荒れに悩んでいた母が、長年ずっと憧れていたものでして。

ただずっとアパートやマンションの狭いキッチンだったので、置くスペースが取れず諦めていました。

 

なので、最後くらい、自分へのご褒美にちょっと贅沢したらどう?と私が勧めました。

 

新居に住み始めてまだ2ヶ月程ですが、母は今や毎日愛用しています。

 

 

 

コンロはお手入れの面もそうですが、火の消し忘れなど…老後のことも考えて、IHを選びました。

前のマンションでは狭すぎて、手前に置いていた家具が当たってしまうからと ←え

魚焼きグリルが使えずにいた母。

今やそれはそれは嬉しそうにグリルで干物を焼いています(笑)

 

 

 

 

そして、これまた先程抑えたキッチンのコストの分、奮発したのがこの背面収納。


photo by TRENPS

こちらはリビング側からもよく見える部分なので、造作して貰いました。

 

 

 

こちらが今回造作してもらった背面収納。

※ここからプロの方に撮って貰った写真とえらい色味が変わって、写真がひどくなりますが…申し訳ありません。
言う間でもなく私撮影です(涙)

表面はメラミンという素材で、木目調ではありますが、無垢の木ではありません。

全面無垢の木を用いるよりは、コストも抑えることができます。

 

 

 

下は全て引出しに。

上から何が入っているか一目瞭然、開け閉めもしやすいです。

 

 

上の吊り戸は全て開戸タイプ。

 

 

中の棚は可動式になっているので、自由に高さを調節することができます。

 

 

 

ここは、ゴミ箱を収納できるように、スペースを空けて貰いました。

(ゴミ箱はケユカのものです)

 

 

ゴミ箱上のちょっとしたスペースも有効活用できるように、可動式の棚を設けています。

造作家具では、素材やサイズ、開き戸にするか引出しにするかだけでなく、こうした細かい点も自由にオーダーしていただけます。

 

 

 

 

キッチンの入り口にある、こちらの収納もお揃いで造って貰ったもの。

 

 

 

こちらも上段と下段は開き戸で、中は可動式の棚になっています。

 

 

中段部分は引出し式です。

こちらもとても使い勝手が良く、リビングの主な収納はこちらを使っています。

 

 

 

 

 

こうして完成したキッチン。

両親にとって、特に長い時間キッチンに立つ母にとっては、長年の夢が叶った居心地の良い空間になりました。


photo by TRENPS

いや、写真のクオリティーの差よ(笑)

 

 

 

これまでの家のキッチンの狭さや、母の想いを考えながら書いていたら…

つい熱く語ってしまい、長くなってしまいました。

 

お忙しい中、読みづらい文章に最後までお付き合いいただいた皆様。

ありがた過ぎますー!!

 

今日も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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