建築ブログBLOG
ご訪問ありがとうございます。
こんにちは。
倉谷建築三代目の嫁です。
今日も新築平屋のE様邸(私の両親宅)のweb内覧会の続きをお届けしたいと思います。
☑︎これまでのweb内覧会記事はこちら↓
今日は洗面所・トイレ・浴室編です。
photo by TRENPS
こちらは、洗面所とトイレ、さらには脱衣所までが、ひとつの空間になっています。
将来車椅子生活になったりして、介助が必要になった時のことを考え、それぞれの間の仕切りは無くしました。
photo by TRENPS
車椅子でも使い易く、介助する側にとっても、介助がしやすいようになっています。
また、反対側には洗濯機とお風呂があるので、トイレでもしも衣服を汚してしまっても…
すぐに洗濯(つけ置きなど)して、お風呂へ直行できます。
photo by TRENPS
洗面台の下は、敢えて収納を作らずにスペースを空け、車椅子でも使いやすいようにしました。
この深さのある洗面ボウルも拘ったポイントのひとつ。
深さがあって水を溜めることができるので、つけ置き洗いがしやすいです。
お子様がいらっしゃるご家庭でも、上履きや汚れた衣類等を洗うのにもってこい◎
実はこの洗面ボウルは倉谷の実家で義母が愛用しておりまして。
これまでも、その機能性に惚れ込んだお施主様の洗面所に、何度か採用していただいたことがあるくらい!
こちらの私の両親宅でも、同じ洗面ボウルにしました。
また、実家の洗面所も同じような作りになっているのですが、その全体的な機能性も参考にしました。
鏡の裏は収納スペースになっています。
洗面所の収納スペースとしては少なめですが、夫婦二人分なので最低限必要な物は収納できると思います。
左側の壁にも、壁をくり抜いたニッチ型のちょっとした収納スペースが…
便器の上にも、ちょっとした収納スペースがあります。
中はこんな感じになっています。
トイレットペーパーなどのストックを入れたり、掃除用具を収納できます。
洗濯機の上にも収納棚を設けています。
photo by TRENPS
いずれも可動式の棚になっているので、収納する物に合わせて自由に高さを変えていただけます。
そして、洗濯機の横のこちらがお風呂。
photo by TRENPS
こちらも将来のことを見据えて、バリアフリーに。
引き戸で扉が大きく開く上に、段差もないので、出入りしやすい入り口になっています。
予めオプションで手すりも取り付けて貰い、
老後も少しでも快適にお風呂に入れるようにしました。
そんなお風呂はタカラスタンダードのユニットバスです。
転勤族でこれまでずっとアパートやマンションの狭いお風呂だったので…
両親にとっては、初めて足が伸ばせる快適なお風呂になりました!
photo by TRENPS
父は毎日夕方、夕飯前にはお風呂を済ませるようになり、「こんな早い時間からいいお風呂に入れるなんて最高の贅沢や。」と。
いつもお風呂で幸せを噛み締めているそうです(笑)
洗面所・トイレ・脱衣所。
どれも見た目のオシャレさよりも、機能性に拘った空間ですが、とても使い易く過ごしやすい空間に仕上がりました。
photo by TRENPS
今は元気な両親ですが、共に70歳代ということもあり…
これから年を重ねていくにつれて、どうしても身体が気持ちに追い付かないことも出てくると思います。
でも、こうして先のことを見据えて少しでも準備をしておくことで、心の準備もできるのではないでしょうか。
「夫婦で余生を過ごす平屋の家 」
この家のテーマの通り、夫婦で仲良く、少しでも快適に、楽しみながら、この家で過ごしていって貰えたら嬉しい限りです。
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。